Atelier




海好きの仲間が集まって、魚突きの話 水中銃・手銛など道具の話で共に時間を忘れて楽しめるようにという思いでこのようなスペースを造りました。
自分で想像し、それを形有る物にしていく楽しさと喜び
さまざまな工夫の中にある実戦でのエピソード
そんなことを皆で話していくうちにお互い何かに気付かされ、一歩前に進むことが出来るかも知れません


ここには私が作った銃、友人から貰った道具、世界大会のチャンピオンたちとの写真など、自慢の品を部屋いっぱいに飾り付けてみました。
 







銃制作のアトリエ



   


銃づくりを真剣に話し合い、アイデアを出し合って、形にしていく場所

セニョール流の水中銃は、ひとつひとつ手作業でこつこつと時間をかけて作り上げていくため、かなりキツイところも多いと思いますが、
ここで水中銃づくりを一から学び、自作していった人も多数いております。
今後、数人を集めての講習会を開く予定もあり、その模様もここで紹介していきます。










グリップの加工 


ほとんどの加工は小刀一本で削りだし、細かいR部分はペーパーを使って仕上げる
ストックとの角度を決め、それとストックとの接続部が滑らかに仕上がるように仕上げ代を残してから削り出すのがポイント
時間をかけてこつこつするしかないので、テレビを見ながらすることが多い。

下の写真、左の小物は長野の渋温泉に住む西脇さんが作ったもので、初めての黒柿はこの方に譲ってもらった。
この小物と同じ木から切り出した兄弟のグリップを使った銃もある。









 本体部の加工


チークなどの材木は貯木場で寝かした後、製材して物が作れる状態になるまで10年程かかるらしい
その中から木目・木の種類など、水中銃を作るのに適したものを選んで50mm角ほどの太さにして買ってくる。
それをさらに5〜6年自宅でゆっくり寝かして木の準備が整うのを待つ。
時には家の柱梁として長年保管されていたような木を使う事も有るが、柱としては太くしっかりしていても、50mm角ほどに細くしてしまうと狂い出す事が多いので、これもやはり1〜2年は寝かして様子をみる。

本体の加工は、まず木が歪み出すと分かり易い様に、隣り合った2面の長手に真直ぐな墨を打っておく。
3ヶ月ごとに歪みをとって真直ぐにして墨を打ちなおすという作業を繰り返し、丸1年かけて木に四季を感じさせ40mm角までダイエットする。
それで狂いが生じない様であれば、本格的に銃の加工に入る。

上の写真の台は、本体をカンナなどで削ったりする際に、ずれない様にする為の物。
中の写真の台は、本体の通りを出すときにこのペーパーを貼り付けた台で微調整する。
  


 塗装

一度目は木目のエアーを抜く様に塗り、十分に乾かしたのちペーパーで塗料を落としてしまう。
あとは薄塗で納得いくまで丁寧に重ねていく。
この際気を付けるのは、一度間が開いた箇所は気に入らなくても完全に乾いてしまうまで手を付けないこと。

銃本体、機関部の全ての部品、シャフト、
基本的に加工に使う電気工具はボール盤だけ。
金属の部分は、焼の入らないように鉄ノコで荒切をしてヤスリで整える。
焼の入った銛先は、焼を戻さないように時間をかけて砥石で削る様にしているので、かなり根気がいる。
後はバフで磨きをかけるときにグラインダーを使う。





アトリエ製作風景


自宅1階の解体風景。
この肉体労働の空腹を満たしてくれたのが近所のラーメン屋の塩ラーメン。
昼食は毎日そこで2〜3杯食べていた。
大盛や替え玉もあったが味が落ちるので、やはりおかわりするに限る!
アトリエの下地工事
特に天井の下地は上を向いたままなので、とにかく肩が凝る!
この頃になると行き付けの整体師のところに二人して通うようになった。

壁に檜の板を張り詰めていき、床の下地もあと少し、
ようやく全体の形がはっきり見えてきた。







青いアトリエ


手銛で活動するようになってからよく、セニョールの作った銃が見たかったなぁ という事をよく言われるようになった。
それならと思い、愛車をコンパクトなアトリエに改造してみた!!

遠方で、なかなかアトリエに来ることのできない人の所へ出張してます(笑)